はじめに
誰かに話したい気持ちはあるのに、
「こんなことで相談していいのかな」と思うと、言葉を飲み込んでしまう。
カウンセリングに行くほどでもないとは思っている。
でも、このモヤモヤをどうしたらいいかわからない。
そういう夜を、ひとりで過ごしてきた経験、あなたにはありますか。
毎日を忙しく過ごしながら、自分の気持ちを後回しにしている。
そんな方へ、今、ワークシート集を制作しています。
ito therapy でずっと大切にしてきた「問いかけ」の哲学を一枚の紙の上に凝縮し、
ひとりでも「心の声に耳を傾けることができる」ツールです。
この記事では、この「私へ還る問いかけ帖」がどんなきっかけで生まれたか、
どんな中身でどう活用するのか、詳しくご紹介していきます。

なぜ、このワークシートを作ろうと思ったか
私が ito therapyを通じて気づいたことは、
感情は「分析」しようとすればするほど、頭の中で複雑に絡まっていくということです。
必要なのは、分析ではなく、認める・受け取ること。
「正しく言語化しなければ」というプレッシャーがない場所で、
ただ感じていることを「出す」こと。
それだけで、心が少し軽くなる。
「出す」ことで、心が軽くなるのはなぜでしょうか。
それは、「今」ここにある感情を言葉にして、自分の目で見ることで、
自然とその気持ちを「認める」ことになるから。
そんな対話を、
一人でできて、特別な準備も知識も必要なくて、5〜10分あればできる。
そういう時間を、多くの方に届けたいと思ったことが、この商品を作ろうと思ったきっかけです。

「私へ還る問いかけ帖」とはどんなワークシートか
概要
商品名: 感情整理ワークシート集「私へ還る問いかけ帖」〜今日も心、ほどけてく。〜
形式: PDF(デジタルダウンロード)
サイズ: A5(スマホ・タブレットでそのまま使えます。印刷する場合はA5用紙推奨)
内容: 全10ページ(表紙・使い方のご案内・ワークシート7枚・振り返りシート)
7枚のワークシートには、それぞれひとつのテーマとひとつの問いかけが書かれています。
| シート | テーマ | 問いかけ |
|---|---|---|
| Sheet 1 | 今日のわたしを置く | 「今日、心が動いた瞬間は?」 |
| Sheet 2 | ざわつきを出す | 「今、心に引っかかっていることは?」 |
| Sheet 3 | 体の声を聴く | 「今、体のどこかに何かを感じている?」 |
| Sheet 4 | 言えなかった言葉 | 「本当は、何と言いたかった?」 |
| Sheet 5 | 本当はどうしたかった? | 「誰にも遠慮しなかったら、どうしたい?」 |
| Sheet 6 | 手放す | 「もう必要ないものを、ここに置いていく」 |
| Sheet 7 | 私らしさへ還る | 「私が大切にしていることは、何?」 |
記入欄は数行〜10行程度。
ito therapy は、正解を求めることはしません。
それが上手なのか、下手なのか、そんな評価もありません。
「ちゃんと書かなくていい」「まとめなくていい」。
キーワードだけでも、短い言葉でも、絵でもいい。
「私へ還る問いかけ帖」は、あなた以外のだれかに見せるために書くのではなく、
あなたがあなたの心を見て、受け取っていくためにあります。
だから、何を、どう書いても、すべて正解。
つじつまが合わなくたって、構わないのです。
このワークシートは、
仕事・育児・人間関係で「自分のこと」を後回しにしてきた方、
日記やジャーナリングが続かなかった方に、特に届けたいと思っています。
忙しい毎日の中で、ほんの少しだけでも自分の時間〈me time〉をもつ。
そのきっかけになればうれしいです。

「私へ還る問いかけ帖」というタイトルへの想い
「帖(ちょう)」という言葉には、薄くてしなやかな紙を重ねたもの、という意味があります。
この7枚のワークシートも、それぞれが薄くて軽い。重さがない。
でも、重ね合わせると、自分の感情の輪郭が、少しずつ見えてくる。
私へ還る問いかけを重ねていく「帖」。
この「帖」を開いている時間は、誰にも邪魔されないあなただけの居場所です。
その対話をする場所=私へ還る場所として、この名前をつけました。

ito therapy の「問いかけ哲学」について
なぜ、「問いかけ」なのか。
一般的なワークシートの多くは、
「今日よかったこと3つを書きましょう」
「感謝できることを書きましょう」
「明日から行う目標を書きましょう」
という形式で、書く欄を提供しています。
でも私が大切にしてきたのは、問いそのものが語りかけてくる、という体験です。
静かな森の中で、誰かがそっと「今、何を感じている?」と聞いてくれる。
その声に、正解を返さなくていい。
ただ、その問いをきっかけに、自分の心を少しだけのぞいてみる。
それが、ito therapy の問いかけです。
「理由をみつけてください」とも、「分析してください」とも、言わない。
ただ、そこにある感情を、ここに置いていく。
そこにある想いを、自分自身で見つめていく。
それが、一般的なワークシートとの一番の違いだと思っています。

制作のこだわり
デザインはA5サイズで、「余白」を大切にした設計を予定しています。
書き込む欄が多すぎると、それだけで疲れてしまう。
書き方の説明文が多すぎると、自由な心の声が聴きにくくなる。
「私へ還る問いかけ帖」は、文字を詰め込まず、手に取りやすい一冊にしたいと思っています。
7枚のワークシートには、それぞれに問いかけの言葉が書いてあります。
ito therapyがこれまで積み重ねてきた言葉の哲学を、一枚のシートにどう落とし込むか。
それが今、いちばん時間をかけているところです。
この帖を手に取ることから、あなたの〈me time〉が始まります。
一日の最後に、あるいはほんの少しの隙間時間に、
この帖とともにあなたがあなたに還ることができる。
そんなひとときを、より有意義に、豊かな時間になるように。
そう想いを込めて、制作しています。

「ガイド瞑想動画」の活用を推奨します
ひいろが運用しているYouTubeチャンネル「Re:Forest」では、
『心に寄り添うガイド瞑想』という動画を10本公開しています。
今回ご紹介している「私へ還る問いかけ帖」は、
この動画で「心の声を聴くマインドセット」を行ってから使うことを推奨しています。
ito therapy のセッションでは、プログラムにガイド瞑想を取り入れる場合が多いです。
(ガイド瞑想の意義についてはこちらの記事でお伝えしています)
それは、心を落ち着かせる、呼吸を整えるという目的の他、
「心の声を聴く場所へ移動する」という目的もあります。
ガイド瞑想は、
言葉を書きつづる「視覚的なシート」に向かう前に、聴覚からアプローチすることで、
日常の空間から、「安全な心の森の中」へ移動するための境界線、
あるいはスイッチとして機能します。
「私へ還る問いかけ帖」をひらき、まずは動画でガイド瞑想を行うことで、
ここはあなたがあなたのままで居られる場所ですよ、今はもう頑張らなくていい時間ですよ、
と自分に伝えることができます。
日常の評価される空間から、評価されない空間へと移動していく。
日常から自分だけの時間へと切り返す。
このステップをひとつはさむことで、本音をスムーズに聴き取ることができるようになるのです。

完成・販売予定について
「私へ還る問いかけ帖」は、ひいろの手で丁寧に仕上げています。
近日中には、Coconaraにて販売開始予定です。
どうぞお楽しみに。
完成した際は、こちらのブログとSNSでお知らせします。
詳細が決まり次第、順次お知らせしていきますので、
もしご興味があればブログのフォローやSNSのフォローをしていただけると嬉しいです。

おわりに
感情がぐるぐるして言語化できない。
そんな夜が、少し静かになる。
そして、「私らしい明日」を迎える。
「私へ還る問いかけ帖」は、そのためのワークシートです。
書くことが得意でも、苦手でも、それぞれの「書き方」がある。
私はそう思っています。
このワークシートが、あなたにとっての自己対話の入口になれたらいいなと思いながら、
現在も制作を進めています。
完成までもう間近です。
できあがったときは、ぜひ手に取ってみてください。
それまでの間、ito therapyのコンテンツもぜひご覧ください。


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