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はじめに
ito therapy のセルフセッションのひとつに、 実際に屋外の森へ足を運んで行う
【森リトリート】 があります。
これは単なる自然散歩でも、リフレッシュでもありません。
ひとことで言うなら、
“自分の世界に帰るための、ホリスティックなセルフケア”
森で感じる光、音、匂い、湿度、空気の密度——
それらすべてが、あなたの内側を静かに整えていきます。
では、なぜ【森リトリート】にはそんな力があるのでしょうか？
本記事ではその理由を、ito therapy の哲学に沿って分かりやすく解説します。
ito therapyについてご興味のある方はもちろん、普段セッションワークを提供している方にも役立てていただけたら幸いです。
1｜「五感」を研ぎ澄まし、自分を取り戻す
現代の生活は、思考中心で進みがちです。
スマホ、タスク、情報、比較、効率…。
頭がずっと働いていると、“感じる力” が後回しになり、自分の本音が聞えにくくなります。
また、現代人が主に使っている五感は「視覚」だといわれています。
私たちは知らず知らずのうちに「視覚」に頼りがちな生活を送っているのです。
目で仕入れた情報を頭に取り込んで考える。
この流れがメインになり、その他の五感を使う機会が少なくなっている状態です。
そこで、森という非日常的な環境が役に立つのです。
森は「感覚の再起動スイッチ」として機能します。
あなたは、こんな体験をしたことがありますか。
森に入り、心も身体もリフレッシュされるような、清々しい気分。
森の静寂に包まれたときの安心感。
森に入ると、「視覚」はもちろん、「聴覚」や「嗅覚」「触覚」がいっせいに研ぎ澄まされます。
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木々の木漏れ日
-
四季の移ろい
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足裏の感覚
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風が頬に触れる
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鳥や風、水の音
- 草木、土の匂い
このように、森は五感を一度に刺激し、
感覚を“今ここ”へと戻してくれる場所 です。
自分本来の「感覚」が整うと、自然と心の輪郭が戻り、
“素の自分” が呼び戻されていきます。
2｜森に「安心感」で包まれる
人はストレスが溜まると、
心の中に“鎧”ができます。
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強がり
-
緊張
-
思考の過剰な回転
-
人への過剰な気遣い
しかし、森の中ではその鎧が自然とゆるんでいきます。
鎧が外れる理由
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太古の昔、私たち人間の住まいだった
-
本来の「自然の中の生き物」の感覚が戻る
-
現実社会で生きるための仮面が必要ない
-
比較も評価もジャッジも無い
この「安全な空間性」が、
心の緊張をゆるめ、呼吸を深くし、本来の自分に戻る準備を整えてくれる のです。
3｜森の体験 × ジャーナルノート＝感情が整うプロセス
【森リトリート】の最大の特徴は、
“森で感じた心を、言葉で書き出す” という流れにあります。
森で得た「感覚」を「言語」可視化すると
-
「今ここ」にある気持ちが見えてくる
-
「感じた心」を客観的に受け取れる
-
心の深い部分と繋がる
-
自分を大事にする想いが育つ
【森リトリート】は、体験そのものが癒しになるだけでなく、
感じた心をアウトプットするワークと組み合わせることで、
深い“内的整理”が起こるセルフケアへと昇華します。
4｜森リトリートが “ホリスティック” な理由
ホリスティックとは、
身体・心・感情・環境・スピリット（魂）などを
「全体として扱う」という考え方。
【森リトリート】はまさにそのプロセスです。
・身体・・歩く・呼吸が深くなる・自律神経が整う
・心・・緊張がほぐれ、自分のペースに戻る
・感情・・自然に湧いてきたものを整理できる
・環境・・自然のリズムと同調し、外側のノイズが消える
・スピリット（自分の本質）・・“ 私らしさ ” という本質の感覚が戻る
つまり【森リトリート】とは、
あなたという存在全体を整えるセルフケア なのです。
5｜お気に入りの森を見つけてセルフセッションをしてみよう
多くの人は、
森に行くと「癒やされる」と言います。
ito therapyの【森リトリート】では、森の癒しの力を借りて、本来の自分へと還っていきます。
森はいつでも、私たちが「自分へ還る場所」を提供してくれる最適な場所です。
あなたもお気に入りの森を見つけて、ぜひ「心と身体のセルフケア」を体験してみてください。
山の中の深い森林以外にも、神社の境内に広がる神聖な森や、大きな公園に隣接する森でも、
【森リトリート】を行うことができます。
【森リトリート】の舞台は、気軽に行ける森から遠くまで足を運んで訪れる森まで様々。
旅先でちょっと足を伸ばして【森リトリート】体験をするのもおすすめです。
おわりに
自然の中で、何もしない。
風に身を委ね、木々に心を解き放ち、
ただ歩き、ただ感じ、ただ呼吸する。
この「ただそこにいる」という体験こそが、
私たちを本来の姿へと静かに戻してくれます。
【森リトリート】は、確かに「私だけの特別な時間」、〈me time〉です。
けれど、“特別なイベント” とは少し違います。
【森リトリート】は、自分という世界に還るための日常。
ito therapyという「私らしさの探求」は、
日常に取り入れることでますます「私らしく生きる道」が開けていきます。
次の〈５〉の記事では、森とは反対に “他者と一緒に行うと深まる”
グループセッションの意義 について解説します。
2025年秋 最新の【森リトリート】体験記事はこちら（この先も順次公開予定）
【秋の那須ひとり旅】1日目：那須温泉神社とSPA和薬草で〈森と。〉〈お湯と。〉体験
【秋の那須ひとり旅】2日目：友愛の森・那須茶寮・コピスガーデン──森と食、そして“好き”に出会う時間
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