【タロットで自己対話】『小アルカナとは』|日常を映す〈4つのスート)と〈構成〉をやさしく解説

【タロットで自己対話】タロットカード解説〈小アルカナ編〉

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はじめに

タロットカードを学ぶ上で、多くの人がまず最初に興味を引くのは「大アルカナ」でしょう。
けれどその奥には、もうひとつの豊かな世界──「小アルカナ」があります。

「小アルカナ」は、私たちが日々感じたり、悩んだり、動いたりしている「リアルな日常」を細やかに映し出してくれる存在です。

この記事では、「小アルカナ」とは何か、実際のリーディングではどのような役割をするのか、その特徴や構成を、やさしくご紹介します。


小アルカナとは?

小アルカナは、身近な日常の「一コマ」を切り取っている

タロットカードは、大きく「大アルカナ」と「小アルカナ」に分けられます。

「大アルカナ」が「魂の成長物語」であるのに対して、
「小アルカナ」は私たちの「日常の出来事」「感情の動き」が描かれています。

「私たちの生活に則したシーン」「より具体的な実例」「現実に起こり得る出来事」
そんな「身近なリアル」を伝えてくれるのが「小アルカナ」なのです。

小アルカナは、〈スート〉「数字」「人」で構成されている

「小アルカナ」は全部で56枚あります。

4種類のグループがあり、ひとつのグループは14枚です。

14枚のカードは、10枚の数字札(ヌーメラルカード)と4枚の人物札(コートカード)で構成されています。

ワンド 数字札(ヌーメラルカード)10枚

ワンド 人物札(コートカード)4枚

小アルカナの4つの〈スート〉

「小アルカナ」の4つのグループは、〈スート〉と呼ばれます。

〈スート〉とは、そのカードがもつ雰囲気やイメージを表す重要な要素です。

「小アルカナ」の4つスートは以下の通りです。

・ワンド(Wands)
・カップ(Cups)
・ソード(Swords)
・ペンタクル(Pentacles)

これらの〈スート〉は、「四大元素」(4つのエレメント)と結びついています。
そして、4つの「エレメント」は以下のような状態・状況・物事を象徴しています。

💡「四大元素」について詳しい記事を確認する🔜📖

スート × エレメント 象徴するもの
    ワンド(Wands)×「火」      行動・情熱・意思・直感
   ペンタクル(Pentacles)×「地」      物質・お金・現実・身体
    カップ(Cups)×「水」      感情・愛・人間関係
    ソード(Swords)×「風」      思考・言葉・決断

「小アルカナ」が伝えるメッセージを「体感」で読み解くことができれば、
リーディングの結果をより具体的に現実の人生に役立てることができます。


小アルカナの「数字札」と「人物札」

「小アルカナ」の数字札(ヌーメラルカード)は「1」~「10」まであります。

また、人物札(コートカード)は4枚あります。

数字の意味や進行の流れについては、こちらで詳しくまとめています

小アルカナの〈スート〉と「数字」

小アルカナの世界では、「数」は魂が実現したいこと=”意図”を表し、エレメント(火・地・水・風)はその意図を実現するための動力源と捉えます。

例えば「ワンドのAce」であれば、

「1」は魂の意図であり、それを実現する動力源は〈火〉ということになります。

「1」は始まりの数字ですね。「何かを始める」という魂の意図です。

その「始める」ための動力源として、〈火〉のエネルギーを伴っているということです。

つまり、「ワンドのAce」は “情熱的な意欲・目標を定めたスタート” を表すカードということになります。


 コートカードの“エレメント構造”を知る

コートカード(ペイジ・ナイト・クイーン・キング)は、
それぞれの「役割」に応じて、土・風・水・火のエレメントが割り当てられています。

これは、単なる年齢や立場の違いではなく、~その人物が持つ「本質的な気質」~を表しています。

役割 ベースとなるエレメント
    ペイジ(Page)       地(Earth)
    ナイト(Knight)       風(Air)
    クイーン(Queen)       水(Water)
    キング(King)       火(Fire)

「ベースのエレメント × スートのエレメント」で読む人物像

さらに、これらの役割ごとのエレメントに、

〈スート〉のエレメント(ワンド=火、カップ=水、ソード=風、ペンタクル=地)
が掛け合わさることで、
それぞれのコートカードの性質が立体的に見えてきます。

たとえば:

・キング・オブ・ワンド(火 × 火)
 → 情熱を持って世界を切り拓くリーダータイプ。強い信念と行動力で周囲を導く。

・クイーン・オブ・カップ(⽔ × ⽔)
 → 感受性に優れ、共感力と内面世界の深さをもつ癒し手のような存在。

・ナイト・オブ・ソード(風 × 風)
 → 思考のスピードが速く、知性と理論で行動するタイプ。情報処理能力が高いが、焦りや無謀さも。

・ペイジ・オブ・ペンタクル(地 × 地)
 → 着実に学びを積み重ね、コツコツと現実的な成果を求める素直な探求者。

このように、四大元素の特性を理解すると、コートカードのリーディングをより深めることができます。

💡「四大元素」について詳しい記事を確認する🔜📖


タロットにおける「小アルカナ」の役割

タロットリーディングにおいて、
「小アルカナ」は状況の詳細や、そのときの感情・行動パターンなど、より具体的で現実的な情報を伝えてくれます。

たとえば、大アルカナが「人生のテーマ」や「魂の課題」など、抽象的で普遍的なメッセージを示すのに対して──
小アルカナは、今まさに目の前で起きていることに対して、どのように関わるか・どのように感じているかというような、「生身の自分の反応」にフォーカスしています。

また、小アルカナが複数枚出たときは、
今は日常に向き合うとき」というサインであることも。

逆に、小アルカナがほとんど出ず、大アルカナばかりが出るときは、
今は大きな人生の転機にいる」ことを示している場合もあります。

こうしたカード構成の“比率”を見ることで、
スプレッド全体の流れや、今どこに意識を向けるべきかも見えてくるのです。


小アルカナは、「私たちの等身大の物語」

【タロットで自己対話】を行うセルフセッションは、「今この瞬間の自分」の心に深くアプローチしていきます。

タロットカードにおける「小アルカナ」の魅力は、私たちの日常と深く重なることです。

そのため、小アルカナを読み解くことは、自分自身の今を見つめ、対話する時間に繋がります。

だからこそ、「小アルカナ」を読むことはこの先の人生のヒントになるといえるのです。


これからの解説記事について

【タロットで自己対話】「小アルカナ」カード解説 シリーズでは、
4つの〈スート〉をそれぞれ丁寧に追いながら、
各カードがどんな世界を見せてくれるのかをやさしく解説していきます。

自分の内側と向き合う時間のヒントとして、
《小アルカナの世界》を、どうぞ自由に感じてみてくださいね。


おわりに

いかがでしたか。
今回は「小アルカナ」の基本について触れていきました。
この記事が、小アルカナとのつながりを深めるきっかけとなれば嬉しいです。

次の記事では、いよいよ〈スート〉ごとにカードの詳細を解説していきます。
ぜひ、《小アルカナの世界》の記事をご覧になって、お待ちください。

►4つの〈スート〉の世界観を感じる記事はこちら
🔥《 ワンドの世界 》を体感する🔜📖
🌍《 ペンタクルの世界 》を体感する🔜📖
💧《 カップの世界 》を体感する🔜📖
💨《 ソードの世界 》を体感する🔜📖


🌙【タロットで自己対話】「小アルカナ」記事一覧(目次)はこちら🔜📒

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