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はじめに
ホロスコープは「私らしさ」を表す「取扱説明書」のようなもの。
生まれた瞬間の天体の配置には、その人の資質や人生のテーマが映し出されています。
【タロットで自己対話】×星よみシリーズでは、タロットに星よみを重ねることで、自己対話をさらに深めていきます。
ここで扱うのは、太陽星座など特定の天体に結びついたものではなく、12星座そのものがもつ性質です。
この性質を理解することは、今後解説していく「天体別12星座」を読み解くための基盤となり、最終的に【タロットで自己対話】×星よみのリーディングへとつながっていきます。
今回取り上げるのは、シリーズ最後となるグループ〈射手座・山羊座・水瓶座・魚座〉。
これらは、個人の枠を越えて「社会」や「世界」との関わりの中で実感される「私らしさ」を象徴する星座たちです。
それぞれの星座がもつ特性を知ることは、タロットを使った自己対話をより豊かにする手がかりとなるでしょう。
📖 12星座の詳細は、それぞれの星座の特徴をまとめたこちらの記事をご覧ください
🌟【タロットで自己対話】星よみの基本
12星座の特徴 ①〈牡羊座〉〈牡牛座〉〈双子座〉〈蟹座〉
🌟【タロットで自己対話】星よみの基本
12星座の特徴 ②〈獅子座〉〈乙女座〉〈天秤座〉〈蠍座〉
🌟【タロットで自己対話】星よみの基本
12星座の特徴 ③〈射手座〉〈山羊座〉〈水瓶座〉〈魚座〉
♐〈射手座〉と「私らしさ」
〈射手座〉にとっての「私らしさ」とは、探求と冒険の中で見出される自己。
どんな真理を信じ、どんな世界を目指すのか。
” 完成形 ” としての「私」ではなく、学びや経験を通して常に書き換えられていくのが、
〈射手座〉の「私らしさ」なのです。
〈射手座〉の性質
〈射手座〉は自由と拡大、真理の追求を象徴する星座です。
常に遠くの世界へ目を向け、まだ見ぬ知識や体験を求めて外へ外へと飛び出していくエネルギーを持っています。
「真理とは何か」「自分はどこへ向かうのか」といった大きな問いを掲げ、人生を冒険として歩んでいきます。
そんな〈射手座〉の「私らしさ」は、固定された自己像ではなく、常に更新され続けるプロセスとして表れるのが特徴です。
〈射手座〉と「私らしさ」の在りか
〈射手座〉の「私らしさ」は、探求心が核になります。
たとえば旅に出て新しい文化に触れるときや、学びの中で大きな視野を手に入れるときに「私はこういう広がりを求めている」と実感できます。
変化を拒まず、探求そのものを楽しむ姿勢が「私」を形づくっていくのです。
また、「どんな真理を信じるか」「何を目指して歩むのか」という選択が、〈射手座〉にとっての自己像の核になります。
〈射手座〉は一か所にとどまらず、経験を通して自分を知ります。
信念を携えて世界へ飛び出し、旅をするように出会いと学びを重ねた軌跡が、「私らしさ」につながっていくのです。
そして、そんな「自由であること」が、〈射手座〉の「私らしさ」そのものといえます。
制約に縛られず、自分の好奇心や信念に従って動いているとき、〈射手座〉は最も自分らしく輝きます。
〈射手座〉が「私らしさ」を発揮するとき
変化し続けることを恐れず、学びや探求を重ねていくこと。
〈射手座〉にとって、「私らしさ」とは完成形ではなく、常に更新され続けるプロセスそのものです。
この変化し続ける過程で〈射手座〉の「私らしさ」が発揮されていきます。
〈射手座〉が成長するとき
「定義」されることに窮屈さを感じる〈射手座〉は、「私らしさ=これ」と固定しにくい星座。
「こうあるべき」といったルールや規律に縛られると「私らしさ」を見失いやすいのです。
常に変化することが〈射手座〉にとっての「普通」なので、ともすれば「結局どれが本当の私?」と迷う瞬間も。
また、ひとつの場所や形に収まりにくいといった性質から、あまりに自由を求めるあまり、「結局自分は何者なのか」と定まらずに感じることもあります。
そんな〈射手座〉は、周囲とのバランスをとることが課題となってきます。
「常に自由に動き変化していく」ことが時に「自分勝手」「協調性がない」「わがまま」と捉えられることも。
普段は広く遠くに置かれている焦点を、他者への思いやりや共感に合わせることができたとき、
〈射手座〉の伸び伸びとした知性や行動力はよりいっそう自由に広がっていきます。
♑〈山羊座〉と「私らしさ」
〈山羊座〉にとっての「私らしさ」とは、社会的な役割や責任を果たす中で形づくられる自己。
他者から与えられた「役割」を通して、自分自身の本質が磨かれ、確かな「私らしさ」となっていくのです。
〈山羊座〉の性質
〈山羊座〉は社会の中での役割や責任を重んじる星座です。
高い目標を掲げ、着実に努力を重ねて到達しようとする姿勢に特徴があります。
個人の欲求や感情よりも「社会の中でどう生きるか」「与えられた責任をどう果たすか」という視点を優先します。
〈山羊座〉と「私らしさ」の在りか
〈山羊座〉の「私らしさ」は、ひとりの内側で完結するものではなく、社会的な役割や成果を通じて実感されます。
自分の存在意義を「社会にどう役立っているか」という視点から自覚するのです。
仕事を成し遂げたとき、責任をやり抜いたとき、あるいは人から信頼を受け取ったときに
「私はここにいる」と実感する。
それが「社会」に視点をおいた〈山羊座〉の「私らしさ」の捉え方です。
〈山羊座〉が「私らしさ」を発揮するとき
〈山羊座〉は与えられた責任を通じて、自分の力を最大限に引き出すことができます。
自分という価値を社会へ貢献度で推し量る〈山羊座〉にとって、社会での役割を背負い、それを果たしていくことは「自己表現」のひとつ。
誰かの役に立つ「私」が他者に認められ、それを社会へ還元していくとき、その功績が
「私らしさ」として積み上がっていくのです。
〈山羊座〉が成長するとき
役割や責任に自己像を寄せすぎるあまり、「肩書きがなくなったら私は何者なのだろう」と不安を抱きやすいことです。
社会的な期待に応えようとするあまり、内面の欲求を置き去りにすることもあります。
また、自分の中にオリジナルのルールを作りやすい星座でもあります。
しかし、その「自分ルール」に自分自身が苦しむことも。
「社会から見た自分の価値」にこだわることから、「自分自身が自分を認める」ことにシフトできたとき、〈山羊座〉の社会への貢献する力はよりいっそう確かなものになっていきます。
♒〈水瓶座〉と「私らしさ」
〈水瓶座〉にとっての「私らしさ」は、常識や枠を超えて、「自分ならではの視点」を示す自己。
他者との違いを受け入れ、未来に新しい形を提案する姿勢こそが、
〈水瓶座〉の本質的な「私らしさ」です。
〈水瓶座〉の性質
〈水瓶座〉自由と独自性を重んじる星座です。
常識や枠組みにとらわれず、「新しい形を創ること」「未来を切り拓くこと」など、世界に向けた視点で物事を見つめます。
周囲の仲間とのつながりを大事する〈水瓶座〉は、「みんなが幸せ」という事実が
自分の「幸せ」に繋がります。
その一方で、個としてのユニークさを失わない「個性的」な発想も特徴です。
〈水瓶座〉と「私らしさ」の在りか
〈水瓶座〉は既存のルールや価値観を飛び越えたときに「私は私なんだ」と実感します。
「こういう考え方はどうだろう」とか、「こんなやり方もある」など、
人と違う視点を持つことを恐れず、それを堂々と表すとき、「私らしさ」がはっきりと浮かび上がります。
〈水瓶座〉にとっての「私らしさ」とは、個と集団を両立させる独自の立場の中に表れるのです。
〈水瓶座〉が「私らしさ」を発揮するとき
個人としての自由を大切にしながら、同じ志を持つ仲間と共に活動するとき〈水瓶座〉はその力を強く発揮します。
個性を大切にする〈水瓶座〉は孤独を恐れません。
「自分の視点を貫く」という独自の発想や未来的な視野は、
やがて周囲に新しい可能性を示す力となり、その個性そのものが「私らしさ」として光り輝いていきます。
〈水瓶座〉が成長するとき
〈水瓶座〉は独自性を重視するため、「周囲に理解されない」という孤独を感じやすい星座です。
人と同じであることに抵抗を覚える、協調よりも反発が強く出るといった性質が強く出ると、
自分を閉ざしてしまうことも。
個性的であることにこだわらなくても、〈水瓶座〉はもともと「独自のセンス」の持ち主です。
あえて人と違う道を選ぼうとする必要はないのです。
そんな〈水瓶座〉の「生まれ持った独自性」に自分自身が気づきそれを認めることができたとき、
誰にもできないやり方で世の中に〈水瓶座〉らしい自分を打ち出していくことができます。
♓〈魚座〉と「私らしさ」
〈魚座〉にとっての「私らしさ」とは、個を超えて世界と共鳴する自己。
はっきりとした輪郭はなく、感受性の流れや共感の広がりの中に存在する
「溶け合う私らしさ」こそが、〈魚座〉の本質的な姿です。
〈魚座〉の性質
〈魚座〉は感受性や共感力にあふれた星座です。
自分と他者、自分と世界との境界があいまいになりやすいことも特徴のひとつ。
悲しんでいる人のそばで一緒に涙を流したり、美しい音楽やアートに身をゆだねて
自分を忘れるような体験に、「私らしさ」を感じます。
〈魚座〉と「私らしさ」の在りか
〈魚座〉は自分以外の誰かの心や自分以外の何かと「溶け合うこと」に惹かれます。
他者や世界と共鳴する中で、〈魚座〉は「自分の感覚」に気づいていきます。
相手の感情に寄り添って一体になるとき、自然や芸術の中に溶け込むような瞬間、
そんな目に見えない世界の中で〈魚座〉の「私らしさ」は鮮やかに表れます。
そんな〈魚座〉は、無意識や夢、インスピレーションの中に「私らしさ」を見いだします。
理屈で語れる自己像よりも、流れるような直感や感覚の中に「本当の私」を感じるのです。
〈魚座〉が「私らしさ」を発揮するとき
〈魚座〉にとって、他者との「境界」をなくすことそのものが「私らしさ」。
世界や他者と溶け合い、共鳴し合う姿勢は、〈魚座〉にしか体現できない独自の自己像となります。
人の心を癒やすこと、すべてを語らずとも理解できる才能は、まさにその道の「能力者」。
自分がまるで他者であるかのように実感する時、あるいは芸術の世界に没頭するあまり現実から離れているときこそ、〈魚座〉の「私らしさ」が発揮されるのです。
〈魚座〉が成長するとき
〈魚座〉の成長ポイントは、「個」をはっきりと定義することに苦手意識を持ちやすいという性質にあります。
自分は自分、人は人、と無理矢理に訳隔てることは、〈魚座〉の「私らしさ」ではないかもしれません。
特に、「私はこれ」と固定してしまうと息苦しくなったり、逆に「私は自分がないのでは」と
不安を抱えることも。
共感力や神秘的な包容力が「私らしさ」である一方で、
「自分自身の感情」にフォーカスする意識をしっかりもつことも大切です。
他者との境界線を引くという感覚を身につけたとき、今よりもその言葉に説得力が増し、
〈魚座〉らしい心の交流が深まっていきます。
おわりに
いかがでしたか。
今回は〈射手座・山羊座・水瓶座・魚座〉を見てきました。
これら4つの星座の「私らしさ」の捉え方を理解することで、これまでに学んだ他の8つの星座との違いもより深く見えてくるでしょう。
これで12星座すべてをめぐりました。
それぞれの性質や成長のきっかけを知ることで、この後に学ぶ「天体別12星座の特性」をより捉えやすくなります。
ぜひこの記事を参考に、あなたなりに12星座の「私らしさ」を深めてみてください。
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