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タロットカードの浄化に必要なホワイトセージの準備はできていますか。
乾燥してあるものが便利でおすすめですが、ガーデニングがお好きな方は
ご自身でホワイトセージを育てることから始めるのもよいでしょう。
タロットは「心」を扱うツールです。
【タロットで自己対話】を行う前後や、定期的なお部屋の浄化のために、
ホワイトセージを用意しておきましょう。
はじめに|小アルカナの世界へようこそ
タロットカードには、「大アルカナ」と「小アルカナ」というふたつの物語があります。
大アルカナが「魂の成長物語」「人生の大きなテーマ」を語るなら、
小アルカナは「日常の物語」「今ここで起きていること」を丁寧に映し出してくれます。
小アルカナには、ワンド・カップ・ソード・ペンタクルという四つの〈スート〉があります。
それぞれが異なるエネルギーを持ち、独自の世界を描き出していきます。
そしてそれらは、火・水・風・地の「四大元素」(=エレメント)と深くつながっていて、
カードに流れる雰囲気や展開の性質を感じるうえで、重要な鍵になります。
この記事では、タロットの世界を“体感する”ことを大切にする
『ito therapy』の視点から、小アルカナのスートが描く世界観をお届けします。
タロットの意味を単なる知識として覚えるのではなく、
それぞれのスートが紡ぐ物語を感じ取りながら、
その世界に流れる空気や温度を、じっくりと“体感”していきましょう。
小アルカナのスートに込められた、奥深いメッセージにそっと耳を澄ませて。
今回は「小アルカナの世界」第三弾、《 カップの世界 》です。
カップの世界をのぞいてみよう
こちらは小アルカナ〈カップ〉のカードです。
〈カップ〉は「水」のエレメントと関連しています。
📗各スートとエレメントの関係性はこちらの記事をごらんください
▶「四大元素」について確認する🔜📖
静かな湖面に、そっと一滴の雫が落ちる。
小さな波紋が広がり、やがて水面全体が揺れていく――
《カップの世界》は、そんな繊細な”感情の波”を描くスートです。
誰かに想いを向けたとき、ふと心が動いたとき、あるいは感情がうまく言葉にならないとき――
《カップの世界》は私たち人間がが心に抱くあらゆる感情で満ち溢れています。
カップはなぜ「水」なのか?
〈カップ〉は「水」という感情を入れる容器です。
「水」は液体、気体、固体、と形を変えます。
そんな変幻自在な「水」を留めておく入れ物が〈カップ〉の役割です。
〈カップ〉に注がれた「水」をじっくり眺め、その「水」が今どんな状態なのか、どんな温度感なのか、これからどう形を変えるのか。
私たちが心に抱く「感情」は、実に様々な様子を呈しています。
夢や理想へ幻想を抱いたり、反対に、これまでの好奇心を手放したり。
自分一人で、その心の声に耳を澄ます時間もあれば、心情を伝え合い、気持ちを分かち合うことも。
「水」=「感情」が入った各々の〈カップ〉を丁寧に見つめ、そこに注がれた「水」に向き合い、フォーカスしていくのが《カップの世界》なのです。
「水」と「感情」
「水」に関連する言葉から、「水」と「感情」の関係性をみていきましょう。
「心が満たされる」「喜びが溢れる」というように、「感情」は「水」に用いる表現を使いますね。
また、「氷のような眼差し」「背筋が凍る」、「頭に血が上る」「はらわたが煮えくり返る」など、私たちの「感情」を言葉に置き換えるとき、「水」の変化に例えて言い表すことがあります。
このようなことから、「感情」は「水」と結びつけられるのです。
カップの世界を感じる
ここでは、《カップの世界》を体感してみましょう。
時間の流れ|過去・現在・未来~波のようにゆるやかに~
〈カップ〉の時間は、ゆるやかに流れます。
《カップの世界》に漂うあらゆる「感情」は、過去から今現在へ途切れることなく続いています。
そしてその「感情」は未来へも影響を及ぼしていきます。
また、《カップの世界》では、喜びも、幸福感も、自然に満ちていきます。
たとえ悲しみの感情であったとしても、その変化をじっくり感じる時間が大切です。
感情|深く、やさしく、時にあふれる
嬉しさ、寂しさ、愛しさ、共感――
どんな感情も、〈カップ〉にそのまま受け止めるのがこの世界に流れる雰囲気です。
《カップの世界》では、感情に善悪はありません。
ただそこにある「心」、そこに感じる「感情」をまるごと受け止め、認めてくれます。
しかし、そんなまるごと受け止める共感力が、時に馴れ合いに流れることもあります。
すべて受け入れていくことが必ずしも最適とは限りません。
自分の心のキャパシティ、「器量」を理解することも必要です。
人との関わり方|「つながり」「共鳴」「愛」
〈カップ〉の人間関係は、「心と心のふれあい」です。
相手の想いに共感し、寄り添い、そして自分の心も開いていくことで、
やさしい絆が生まれます。
そんな優しい温もりを感じられる《カップの世界》ですが、その愛情がいき過ぎるとどうなるでしょうか。
愛情が強すぎて相手を困惑させたり、逆に愛情の向け方が分からなくて冷酷になったり。
あるいはいわゆる「かまってちゃん」や「こじらせさん」と言われるような状態に陥ることも。
「感情」の温度は自分でコントロールする裁量が必要です。
感情的に自立した個人同士だからこそ、深く共感し合うことができるのでしょう。
おわりに|続きはあなたのイメージの世界で
いかがでしたか?
《カップの世界》は、感情や共鳴、内面の揺れをたたえた「水」の世界でした。
静かに満ちるもの、溢れ出すもの、心を映すもの――
そんな「水」のイメージから、あなた自身の中にある〈カップ〉と「水」のつながりを、自由に感じてみてください。
今回ご紹介したのは、『ito therapy』の視点で捉えたカップの世界の一例です。
どうぞ、あなた自身の感性で、この【 カップ×「水」】の世界を旅してみてくださいね。
►【 ワンド×「火」】の世界を見てみる🔜📗
►【 ペンタクル ×「地」】の世界を見てみる🔜📗
►【 ソード ×「風」】の世界を見てみる🔜📗
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