【タロットで自己対話】「小アルカナ」カード解説〈カップ〉|1・2・3~祝福から始まる人間関係~

【タロットで自己対話】タロットカード解説〈小アルカナ編〉

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はじめに|「心で感じるタロット」をあなたへ

ito therapy session【タロットで自己対話】では、タロットと誠実に向き合うことを大切にしています。

そして、カードのキーワードをなぞるだけではなく、そのカードが担う世界、放つ空気や温度、その場の雰囲気を感じ取ることで、実際のリーディングをより豊かに、実りある体験にしていきます。

「心で感じるタロット」は、ito therapy session におけるタロットリーディングの基本です。


小アルカナ|〈カップ〉の世界を探求しよう

小アルカナは、私たちの日常の中で生まれる感情や出来事を、豊かな象徴で映し出してくれるカードたちです。

〈カップ〉は「水」のエレメントに属し、感情の流れや人との関係、心の動きを繊細に映し出します。

この記事では、〈カップ〉の「1」~「3」のカードについて解説します。
カードそれぞれが描く「水」の物語に、ぜひ静かに耳を澄ませてみてください。


〈カップ〉の世界観を体感しよう

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これからカード一枚一枚について見ていく前に、〈カップ〉という世界を体感しておくと、カードが伝えたいメッセージをよりスムーズに受け取ることができます。

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小アルカナ|〈カップ〉カード解説

こちらは「小アルカナ」〈カップ〉「1」~「10」のカードです。

この中から、今回はこちらの「1」「2」「3」までをご紹介します。

   


〈カップ〉が象徴する「水」の世界とは

〈カップ〉のカードに描かれている「杯」は「水」の象徴です。

「水」を入れる器が「杯」です。

この〈カップ〉が象徴する物事は「水」から連想されます。

「水」とは私たちにとってどんな存在でしょうか。

「水」は私たちに欠かせないものですね。

私たちはカラダの半分以上が水でできているといわれています。

「水」と私たちの関わりは、カラダの組成だけでなく感情面にも繋がります。

感情を表すとき、「浮き沈み」があると言ったりしますね。

喜びを表す言葉として、「心が満ち足りた気分」とか、「溢れる想い」などという言い回しがあります。

悲しみを表す言葉には、「気分が沈む」とか、怒りを表す言葉には「はらわたが煮えくり返る」といった言い方もあります。

このように、人間の感情を表すときはその気持ちを水のように例えることが多いのです。

カラダの半分以上が水でできている私たちは、感情がカラダの中を移動したりカラダの中で膨らんだりといった表現でその気持ちを伝えてきたのです。

〈カップ〉の世界はそんな「水」=感情が主役です。

この世界では、常に「感情」が「水」のように漂っています。

そこにはどんな感情の世界が広がっているのでしょうか。


〈カップ〉「1」(Ace)|喜びと祝福

小アルカナの世界において、数字は「魂の意図」を、エレメントはそれを実現させるための動力源です。

Aceは「はじまり」のカードです。

〈カップ〉のAceは、「水」のエネルギーを帯びた世界の「はじまり」に位置するカードです。

物事を始める、スタートを切るという「魂の意図」が、「水」のエネルギーによって実現されようとしています。

「水」は人間が抱くすべての「感情」の象徴です。

つまり、〈カップ〉のAceは「何かしらの感情」があって始まる、スタートを切るということを伝えているのです。

絵柄から〈カップ〉のAceを深めてみよう

このカードで一番印象的な部分はどこですか。

まずは、中央に大きく描かれた〈カップ〉でしょうか。

大きな手のひらに乗せられたカップから、噴水のように水が湧き出ている様子が描かれています。

〈カップ〉を持つ「白い手」は、右側から差し伸べられています。

これは何を意味するのでしょうか。

タロットの世界では、右側は「未来」を表します。

右側=未来から伸びている手は「未来からの招待」を意味します。

未来に存在する「何かしらの感情」に期待したスタート

希望に満ちあふれた未来があるからこそ始めることができる

〈カップ〉のAceは、そんなメッセージが込められたカードです。

神から贈られた「聖杯」

このカードに描かれている〈カップ〉は「聖杯」です。

神様からの「愛情」「恩寵」(神から贈られる恵みや慈しみ)です。

また、カップに描かれた「W」マークは、「M」を逆さにしたものです。

これは、「感情」「愛情」「受容」の象徴です。

さらに、カップの上に描かれているハトは、十字のマークが描かれたパンをくわえています。

つまり、このハトは神のギフトを運ぶ聖体として描かれています。

これらのことから、〈カップ〉のAceが象徴する「感情」とは、「人間の心に宿る気持ち」というよりは、神様の祝福を受けた感情 に近いといえます。

そういう意味では、〈カップ〉のAceは「結婚」など「希望溢れる幸福感」を予感させるカードでもあります。


〈カップ〉「2」|パートナーとの出会い

「2」は「1」と「1」が合わさった数字です。

意味合いは、「バランス」「対立」「共存」でしたね。

〈カップ〉の「2」は、「2つの感情が出会う」タイミングを表しています。

「2つの心」が出現したら、そこには「絆」が生まれます。

〈カップ〉の「2」が表すのは、「1対1の関係性」に生まれる「絆」です。

また、「2」は「バランス」を象徴する数字であることから、この「2つの心」の温度は同じ。

通じ合う心、相思相愛。

あるいは、「同じ温度の2つの心」は時に「対立」することも。

つまり〈カップ〉の「2」は、「2つの心が」共存したり対立したり、様々な愛を交わしながら、絆を深めていくというメッセージが込められているのです。

絵柄から〈カップ〉の「2」を深めてみよう

男女がお互いの「杯」を交わすシーンが描かれています。

〈カップ〉は「あらゆる感情」の象徴です。

〈カップ〉の「2」が象徴する「感情」は、

「愛情」や「友情」、「信頼」や「絆」といった「心の繋がり」「パートナーシップ」を表しています。

さらに、描かれているのは「男性」と「女性」という「違い」がある2人です。

つまり、ここで扱う「感情」には、「違い」を認め合うことが根底にあるということです。

〈カップ〉で「男女」というと「愛情」にフォーカスしがちですが、このカードは単に恋人同士を描いたものではないということを理解しておきましょう。

〈カップ〉の「2」は、「男女の関係性を超えた人間同士の繋がり」を表しています

たとえば職場の人間関係や、仕事の取引相手、遊び仲間などのパートナーシップも含みます。

さらに、そのパートナーシップは、「2」という「1」の次の数字や背景に描かれた小さな家が表すように、まだ始まったばかりの状態です。

この2人の間に生まれた「愛情」「信頼」「絆」は、これから深めていくもの。

まだ熟成されていないということです。

そのため、このカードは「1対1のパートナーシップ」という状態だけでなく、ある特定の人との「新しい人間関係」が始まることも予感します。


〈カップ〉「3」|分かち合う喜び

「3」は「1」と「1」から何かを生み出す、「創造」の数字です。

「1」+「1」と、そこから生まれた「1」。

つまり〈カップ〉の「3」は、

3人で「心」を分かち合い、そこからさらなる「感情」生まれるということを伝えています。

では、ここで生まれる「感情」とは、どのようなものなのでしょうか。

絵柄から〈カップ〉の「3」を深めてみよう

3人の女性がカップを掲げて踊っています。

これはどのようなシーンでしょうか。

3人はよく見るとみんな違うデザインの衣装を纏っています。

つまり、女性たちは各々、別々の「感情」をもっているということです。

また、女性は「受容」や「共感」の象徴です。

3人は一人一人の違う感情を分かち合い、受容し合い、共感し合っているのです。

この3人が、みんなでお互いに「異なる感情」を持ち寄り、分かち合い、共感し合うことで「コミュニケーション」が広がっていく。

このコミュニティで生まれるのは共感による「喜び」や「満足感」でしょう。

あるいは「悲しみ」を分かち合うことで「安堵感」を得られるのかもしれません。

また、女性たちの足下には野菜や果物が描かれていることから、彼女たちは収穫や豊穣のお祝いをしているのかもしれません。

つまり、豊かさを共有し、これまでの労働や努力が報われた「達成感」や「祝福の気持ち」が生まれているシーンなのでしょう。

いずれにしても、〈カップ〉の「3」は

「心を持ち寄り、分かち合うことで生まれる感情」を表しています。


おわりに

いかがでしたか。

〈カップ〉の「1」~「3」では、「神様からの祝福」から始まり、それぞれのシチュエーションで心に生まれる感情を見てきました。

カードたちが放つエネルギーや物語の雰囲気を、少しでも体感できたなら幸いです。

次回は〈カップ〉の「4」~「6」を通して、さらに「自分の心」と向き合う感情の動きを見ていきます。
カードの世界がどのように展開していくのか、引き続き一緒に味わっていきましょう。


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