【タロットで自己対話】「大アルカナ」完全解説|〈19:太陽〉あらゆる物事を照らし出す光

【タロットで自己対話】タロットカード解説〈大アルカナ編〉

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はじめに|ito therapy【タロットで自己対話】タロットカード解説

「タロットカードの意味をもっとわかりやすく知りたい」「暗記ではなく、感覚的にカードを読めるようになりたい」──そんな方のために、このシリーズでは「ito therapy」の視点からタロットカードを一枚ずつ解説していきます。
「ito therapy」では、イメージの世界を大切にしています。
カードの意味を丸暗記しようとせず、描かれたシンボルや世界観を自分なりのイメージで感じ取ってみてください。
難しく考えなくても大丈夫。
タロットは、あなたの心の内側と自然に響き合いながらメッセージを届けてくれるツールです。
ぜひ、セルフリーディングの時間にお役立てください。

これまでの〈大アルカナ〉カード解説記事『目次』はこちらから🔜📖


すべてが更地になった後、本当の「私らしさ」に出会う旅

「魂の旅」は、内なる世界を深く掘り下げる時期を経て、新たな目覚めへと向かっていきます。

〈17:星〉で内なる自分の才能に気づき、「自己信頼」を構築した「魂」は、
〈18:月〉で「揺れる心」を受け止めることができる精神力を獲得しました。
今回の〈19:太陽〉では、鍛錬を重ねた「魂」がいよいよその「成果」を手にします。

「魂」が「本来の自分」へと還る旅路の「一端のゴール」は、もうすぐそこです。


19:太陽|勝ち取った成功

まずはこのカードをじっくり眺めてみましょう。

第一印象で、このカードから何を感じますか。

このカードのどの部分に心が惹かれますか。

このカードに描かれているのは、どんなシーンでしょうか。


19:太陽|イメージを広げてみましょう

カード全体の世界感をじっくり体感したら、次は「太陽」というカードのタイトルや絵柄、数字をヒントに、〈19:太陽〉を探求していきましょう。

〈19:太陽〉|タイトルからカードのイメージを広げてみよう

「太陽」という言葉から、どんなことが想像できますか。

「太陽」は、私たちにはなくてはならないものですね。

全世界に生きとし生けるもの、全てにとって重要な存在の「太陽」。

この「太陽」が照らし出すものとは、何でしょうか。

〈19:太陽〉|絵柄からカードのイメージを広げてみよう

このカードに登場するのは、「太陽」・「子供」・「白馬」の他、背景のひまわりや塀ですね。

これらのモチーフが何を象徴し、どんなメッセージが込められているのか、

順番に見ていきましょう。

「太陽」が象徴することとは

まずは、このカードのタイトルになっている〈太陽〉にフォーカスしてみましょう。

この〈太陽〉は、どんな太陽でしょうか。

大きさから、形状から、表情から、〈太陽〉がこのカードにおいてどんな存在なのか、
想像してみましょう。

カードの上半分のスペースに大きく描かれたこの〈太陽〉は、何を考えているのでしょうか。

〈太陽〉はこちらへ向けて、何を訴えようとしているのでしょうか。

この〈太陽〉の表情から、あなたにはどんな声が聞こえてきそうですか。

「太陽」がもたらすもの

タロットには、いくつか「太陽」が描かれているカードがあります。

どのカードに描かれていたか、思い出せるでしょうか。

たとえば〈0:愚者〉の背景に、「太陽」が描かれています。

また、〈6:恋人たち〉にも描かれています。

これらのカードには、「太陽」は「黄色」で描かれています。

「黄色」は「希望」や「祝福」を意味する色でしたね。

〈19:太陽〉の〈太陽〉も「黄色」で描かれています。

このカードは、タイトルにもなっている通り、「太陽」が主役です。

では、このカードにおける〈太陽〉は、何を祝福しているのでしょうか。

「白馬」に乗った「子供」が象徴することとは

続いて、白馬に跨がる子供に注目してみましょう。

この子供の姿、あなたにはどんな風に映っていますか。

この子供は、どんな子供なのでしょうか。

この子供は、ここで何をしているのでしょうか。

どんなことを象徴しているのでしょうか。

子供がまたがっているのは「白馬」です。

「大アルカナ」の中で、「白馬」が登場するカードは、この〈19:太陽〉にもありますね。

それが何のカードだったか、覚えているでしょうか。

その時、

“誰かが乗っている何か” は、”乗っている誰かの心情を表している“

とお伝えしました。

つまり、〈19:太陽〉において「白馬」は子供の心情を表していることになります。

さて、「白」はどんな意味合いをもつ色でしょうか。

「白」については、〈0:愚者〉でも学びましたね。

「白」は「純粋」「無垢」といった意味をもつ色でした。

つまり、

この子供は、「子供」である時点ですでに「純粋」で「無垢」な存在ですが、

「白馬」に乗っていることでその要素がいっそう強まります。

「子供」という純粋無垢な存在を超えた、よりいっそう清らかで、よりいっそう純粋な「魂」。

幼い子に備わっている「単純さ」、「率直さ」、「明白さ」といった性質の、もう一、二段上をいく研ぎ澄まされた「霊的エネルギー」や「神聖さ」、「光そのもの」といったイメージです。

そんな「子供」が描かれている〈19:太陽〉が伝えるメッセージとは、どのような類いのものなのでしょうか。

〈19:太陽〉|数字からイメージを広げてみよう

次は数字のもつ意味合いからこのカードの世界を探求していきましょう。

「19」は「1」と「9」からできています。

「1」は始まりを表し、「9」は「1」~「8」を内包している数字です。

この「1」と「9」を合わせると、「10」になります。

「10」という数字は、「1」から「9」までのすべての段階を経験した「完全体」、「完成形」の状態です。

ところで、「大アルカナの世界」で「10」を担うのは何のカードだったか覚えていますか。

「10」は「宇宙との統合」や「進化」、「レベルアップ」の数字でもありました。

つまり、「10」は「新しい未来の到来」を示唆する数字です。

では、〈19:太陽〉がこの「10」という数字と関わりがあるのはなぜでしょうか。

どのようなことが〈19:太陽〉と「10」を関連付けるのでしょうか。


〈太陽〉がもたらすものとは

「太陽」に抱く感情を想像してみよう

ここでは「太陽」が私たちの心にもたらす感情について触れてみましょう。

たとえば冬の寒い朝、玄関から外へ出たときに、真っ青な空に太陽が光り輝いていたら、
その暖かさを感じたあなたは、どんな気分になりますか。

あるいは、郊外の自然豊かな場所へ出かけたとき、快晴の空の下でお弁当を食べながら、
あなたはどんな気持ちになるでしょうか。

たとえば、ご来光を見るために夜中から山登りを開始して、ついに山頂で昇る朝日に出会ったとき、あなたはどんな気持ちになりそうですか。

〈19:太陽〉が伝えることとは

私たちは、各々の心に「太陽」という存在が宿っています。

そのイメージは、人それぞれ異なる場合もあれば、すべての人に共通していることもあります。

「太陽」が私たちにもたらすもの。

それは、その暖かい光に感じる「喜び」。

その心地よい明るさに感じる「幸福」や「満足感」。

その神秘的な姿に感じる「達成感」。

寒さに耐え抜いた末に獲得した「成果」として、あるいは探し求めた先にある「勝利」の証として。

「太陽」はそんな「何かをした結果得られる」「喜び」や「幸福感」、

成し遂げたこと自体の「成功」やその結果得られる「充足感」に繋がる存在です。

〈19:太陽〉が伝えるメッセージもまた、そんな「太陽」がもたらす感情や結果です。

〈太陽〉がもたらす「完成形」とは

〈19:太陽〉に「黄色」で描かれている〈太陽〉は、

「成し遂げた結果としての成功」や「成果に対する祝福」を象徴しています。

「10」という「完成形」「完全体」を意味する数字を含むことから、この「成功」や「成果」そのものが「大アルカナの世界」を旅してきた結果の「完成形」ということになります。

つまり、この「完成形」である「成功」や「成果」は、これまでに様々な体験を乗り越えてきたからこそ得られたのです。

〈太陽〉は”すべてを明るみに出す”

「成功」や「成果」を象徴する〈太陽〉。

実は、この〈太陽〉の役割はそれだけではありません。

「太陽」は、この地球に生きるすべての生き物の「命の源」です。

地球という星すべての命を育むエネルギー体です。

そんな膨大なエネルギーを注ぐ「太陽」の明るさはすさまじく、影さえ明るく照らす力があります。

〈19:太陽〉のもうひとつのメッセージは、「すべてを明るみに出す」ということです。

描かれている〈太陽〉の大きさは、カードの半分を占めています。

つまり、影響力が莫大ということです。

こんなに大きな〈太陽〉に照らされたら、どんな隠し事も公になるでしょう。

しかも、その明かされる秘め事は、「白馬に乗った子供」という「純真無垢の上をいく」神聖で清らかな「魂」が差し出す「真実」です。

〈19:太陽〉のメッセージは実に「核心」をついてきます。

そして物事の「本質」を「無邪気に」浮き彫りにしてきます。


「大アルカナの世界」における〈19:太陽〉とは

ひとつ前の〈18:月〉では、これまで得た知識や経験があるが故に、あらゆる思いを巡らせ不安や恐れを抱きました。

そんな感情とひたすら向き合い、不安や恐れる感情もアリだと受け入れることができたからこそ、
〈19:太陽〉に進むことができました。

「大アルカナの世界」で成長の旅を重ねてきた「魂」は、ついに願い事が成就したり、成功を勝ち取ることができる段階まで昇ってきたのです。

〈19:太陽〉は、ここまでの学びを真摯に進めてきたからこそ、その「成果」が出るタイミングです。

ただ、ここは「大アルカナの世界」です。

「大アルカナの世界」は「人生レベルでその人に影響を及ぼす学び」が込められています。

この〈19:太陽〉においても、ただ単純に「成功する」「達成した」というだけの意味で捉えるわけにはいきません。

では、大アルカナ〈19:太陽〉における真の「成功」とは、どのようなことでしょうか。

〈19:太陽〉で「魂」が学ぶこととは

〈19:太陽〉において「魂」が学ぶ「成果」とは、

🌟 この世に生まれてきた意味を実現すること

🌟 この世に生きる喜びを知ること

🌟 この世で成し遂げるべき事があるということに気づくこと

こういった壮大なスケールが背景にあります。

「大アルカナの世界」で成長の旅を続けながら、「魂」はこの世に誕生した意味、この世で成し遂げるべき事、「魂の意図」を思い出していきます。

その「意図」を実現していくこと自体がこれまでの経験から得る「成果」であり、

その「意図」を実現していくことこそが喜びであり、

そもそも、その「意図」を思い出すことが「成功」ということに繋がるのです。

〈太陽〉が与える「気づき」とは

太陽はすべてのものを照らしだし明るみにさらします。

何でもかんでも一切合切、包み隠すことなく公にしていく。

それが「太陽」です。

〈19:太陽〉は、これまで隠していたことさえも日の目を見るタイミング。

ということは、今まで気づいていなかったことに気がつくということでもあります。

〈19:太陽〉が気づかせることは、「率直」で「明白」で非常に「単純」です。

ヘタな小細工なしに、遠回しな言い方やぬるい気遣いも無しで、実直に伝えていきます。

そしてその「気づき」というのは、この後のステップへ向かうために必要不可欠な内容でしょう。

もしかしたら、その内容は「本当は知らずにいたかったこと」かもしれません。

けれど、どんなに「知らなければよかった」と思うことでも、〈19:太陽〉は「純真無垢の精神」で容赦なく暴いてきます。

それを受け入れるか否か、認めるかどうかは、本人次第です。

とはいえ、「大アルカナの世界」は「魂の成長物語」ですから、
目の前に現れたステージで学ぶべき事には誠実に向き合うこと、それ以上でも以下でもありません。

また、ここまで辿り着いた「魂」ならば、その「気づき」を受け入れる覚悟も器量も備わっているはずです。

そんな自分自身に対する信頼、自信にも気づかせてくれるのが、〈19:太陽〉なのかもしれません。


おわりに|

いかがでしたか。

〈19:太陽〉の世界観を深めることができたでしょうか。

この記事はあくまでも「ito therapy session」の視点から解説したものです。

次はぜひ、ご自身なりの〈19:太陽〉の世界を探求してみてください。


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