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はじめに|「心」の声は、「心」で聴く
「ito therapy」セルフセッション【タロットで自己対話】では、タロットを使って自分一人では気づくことができない「潜在意識」へアプローチするワークです。
「潜在意識」には、まだ実現されていない「真の願い」や、「本当の私らしさ」が隠れています。
自己対話で用いるタロットの「スプレッド」は、私たちの「潜在意識」の一部分を「見える化」したものです。
そんな「心の一部」のリーディングに必要なのは、「心で感じる」ことです。
この記事では、タロットの「スプレッド」を「心で読む」コツをお伝えします。
「ito therapy session」におけるスプレッドの捉え方とは
タロットは「心の声の代弁者」であるだけでなく、
「今必要な声」を選択して可視化してくれるあなただけの「フィッティングマイスター」です。
そんなタロットの「能力」を活かすリーディング方法が、「スプレッドを心で感じる」ということ。
しかも、「意識的に」、「無意識」(潜在意識)の声を聴いていきます。
「心の声」は、「心で感じて聴き取る」。
これが「心で感じるタロットリーディング」の基本です。
「心で感じるスプレッド」|基本的な2つの「意識」
ここでは、「意識して心で感じていく」ポイントをご紹介します。
1.スプレッドは「ひとつの世界」と捉えよう
「潜在意識」という無限に広がる世界の一部を映し撮った「スプレッド」は、それだけで「ひとつの世界」が成立しています。
ですから、「スプレッド」をリーディングしていくときは、目の前に並んでいるカードを一枚ずつ個別に解釈するのではなく、”スプレッド全体で捉えていく”ということを意識しましょう。
2.カードが織りなす「世界観」を捉えよう
「ひとつの世界」に鏤められたカードたちが見せる「色味」の印象や「スート」のエネルギー、「数字」や「カードの存在感」を意識しましょう。
スプレッドを心で感じるポイントとは
「ito therapy session」【タロットで自己対話】では、スプレッドの世界観を大切にします。
目の前に並んだカードが構成する「世界」は、あなたの「心」の一部です。
誠実に向き合うこと、直感を大切にすること、そして感じた心を受け止めること。
その心構えが、「心で感じるタロットリーディング」の第一歩です。
心で感じるスプレッド|「意識」するポイントの流れ
スプレッドを見ていく流れはこの通りです。
全体 ⇒ 左右 ⇒ 上下 ⇒ ポジション ⇒ カード同士の関係性 ⇒ 全体
「スプレッド」はまず「全体」を見渡します。
その世界が持ち合わせている世界観を、カード全体を通して体感していくのです。
その次は、スプレッドを左右に分けて見ていきます。
左側に並んだカードたちが創る世界と、右側に並んだカードたちがが創る世界を感じていきます。
続いて、スプレッドを上下に分けて見ていきます。
上半分に並んだカードと、下半分に並んだカード、それぞれの世界を感じていきます。
それが終わったら、いよいよポジションごとにカード一枚ずつの世界を探求していきます。
その後は、それぞれのカードがどのように呼応しているかを見つめていきます。
ここまでじっくり「スプレッド」と向き合ったら、最後にもう一度全体を見渡します。
心で感じるスプレッド|「意識」するポイントを詳しく解説
それでは、ここからは「スプレッド」を「心で読む」にあたって、どんなことを「意識」したらよいかお伝えしていきます。
1:スプレッドの「全体」を感じる
「意識」するポイントの流れ1つ目は、スプレッドの全体を捉えることです。
ここではスプレッド「全体」の捉え方をお伝えします。
1.「印象」を感じる
カードを並べたら、まずは「パッと見たときの第一印象」を感じていきます。
しばらく「スプレッド」と向き合い、その世界に漂う雰囲気、エネルギー、温度感、湿度、傾向などを感じる時間を設けましょう。
2.「色味」を感じる
カードの「色」に焦点を当てていきます。
タロットの世界では、「色」にも意味があります。
ですが、まずはその意味に囚われず、画像を眺めてみてください。
たとえば左側のスプレッドから、色だけ抜き出すと右側のようになります。
この世界を眺めたとき、あなたはどんな感じがしますか。
あるいは、このようなスプレッドならどうでしょうか。
こんな雰囲気の世界はどうですか。
このように、並んでいるカードの「色味」に注目してみると、スプレッドという「ひとつの世界」にどんな雰囲気が漂っているかを感じることができるのです。
3.「スート」を感じる
続いて、「スート」に焦点を当てていきます。
カードに描かれている「スート」を、「エレメント」で体感するという感覚を意識しながら、画像を眺めて見てください。
「スート」の復習はこちらの記事をご覧ください
「小アルカナ」|世界観を徹底比較!「体感」で捉える〈スート〉の世界
画像はやや極端な例にはなりますが、「スート」の「エレメント」に注目するという視点は、
つまりこのような感じです。
たとえば、すべてのカードが「ワンド」(=「火」)だったらこんな感じになるでしょう。
あるいは、すべてのカードが「カップ」(=「水」)だったらこんな感じ。
「ペンタクル」(=「地」)なら、こんな雰囲気です。
「ソード」(=「風」)なら、こんな感じ。
いかがでしょうか。
「ワンド」が多い世界は、「火」の世界。
「カップ」が多い世界は、「水」の世界。
「ペンタクル」が多い世界は、「地」。
「ソード」が多い世界は「風」。
「スート」を「エレメント」で感じた時、これらの世界からあなたはどんな印象を受けますか。
4.「色味」と「スート」を感じる
続いては「色味」と「スート」を見ていきます。
「色味」の感じ、「スート」が象徴する「エレメント」のエネルギー、それぞれを併せて体感していきます。
たとえば、こちらは「ワンド」×「赤」の組み合わせ。
こちらは「カップ」×「水色」の組み合わせです。
こちらは「ペンタクル」×「灰色」の組み合わせ。
こちらは「ソード」×「黒」の組み合わせです。
どうですか。
「スート」がもつ「エレメント」のエネルギーと、「色」のイメージから、
この世界の雰囲気を味わうことができたでしょうか。
5.「大アルカナ」「小アルカナ」の枚数を感じる
「大アルカナ」の世界観と、「小アルカナ」の世界観については、別の記事でお伝えしています。
「大アルカナ」と「小アルカナ」を復習しよう!
タロットカードの全体像|大アルカナと小アルカナの違いとは?
「大アルカナ」完全解説|大アルカナの世界を理解しよう
『小アルカナとは』|日常を映す〈4つのスート)と〈構成〉をやさしく解説
ここでは、スプレッドに展開される「大アルカナ」と「小アルカナ」の枚数に焦点を当てていきます。
たとえば、9枚のカードの中に、たった1枚だけ「大アルカナ」が出ていたら、あなたはどんな印象を受けますか。
あるいは、9枚のカードがすべて「小アルカナ」だったらどうでしょうか。
もしくは、9枚のカードのうち、5枚が「大アルカナ」だったら。
「大アルカナ」が現われたときの存在感や重みを予め体感していると、いざスプレッドを眺めたとき、その世界がどんな局面を迎えているのか心で感じることができます。
また、タロットの世界における「小アルカナ」の役割を予め体験していれば、そのスプレッドがどんなことを伝えてこようとしているのかを感じ取ることができるのです。
6.カードの向きを感じる
タロットカードには「正位置」と「逆位置」があります。
・「正」「逆」の比率
スプレッドに並んだカードの半分以上が「逆位置」だったら、あなたはどんな風に感じますか。
あるいは、9枚のうち1枚だけ「逆位置」だったら。
もしかしたら、カードが全部「逆位置」で現われることもあるかもしれません。
タロットカードの「逆位置」を見たとき、その第一印象も大事にしていきましょう。
・「大アルカナ」の「逆」
たとえば、9枚のカードの中で3枚「大アルカナ」が出たとします。
そのうち、1枚だけが「逆位置」だったら、あなたはどんな印象を受けますか。
「逆位置」の捉え方はこちらの記事も参考にしてください。
そして、あなたなりの捉え方を探求してみてくださいね。
リーディング実践編|小アルカナ「逆位置」ざっくり解説 〈1〉数字札編
リーディング実践編|小アルカナ「逆位置」ざっくり解説 〈2〉コートカード編
7.カードの「絵柄」を感じる
続いて、カードの「絵柄」を見ていきましょう。
カード一枚一枚の意味合いを捉えようとせず、「絵柄」から受ける印象を感じていきます。
「絵柄」のどこをどんな風に感じていくか、順番に見ていきましょう。
・「人数」に注目
こちらのスプレッドを見てみましょう。
カードに描かれている「人数」を意識してみると、どんな印象を受けますか。
こちらのスプレッドはどうでしょうか。
あなたはこのスプレッドからどんなことを感じますか。
・「コートカード」に注目
こちらのスプレッドには、コートカードが6枚出ています。
コートカードは、「人物札」です。
この「人物」を現すカードが半分以上出ているスプレッドを見て、あなたは何を感じますか。
・人物の「位」に注目
こちらのスプレッドには、王様やお妃様が複数出ています。
それに、法王や裁判官など、位の高い役職のカードもありますね。
あなたはこの「世界」からどんな印象を受けますか。
8.カードの「数字」を感じる
タロットカードにおいて、「数字」は人生のレベルアップや「魂の意図」に関わります。
スプレッドの「全体を感じる」段階では、その意味合いを深掘りするのでなく、
「数字」がもつ世界観を捉えていきます。
タロットの世界における「数字」についてはこちらで復習してください
【タロットで自己対話】数字が伝えるメッセージを感じよう
たとえば、スプレッドに並ぶ「大アルカナ」の数字に注目してみましょう。
「1」から「9」くらいまでが多い場合と、「15」から「20」くらいまでの数字が多い場合とでは、その「世界」の様子が変わってきますね。
あるいは、「小アルカナ」の数字も同様に見てみると、「1」から「5」までの数字が多い場合と、「7」から「10」くらいの数字が多い場合とではどうでしょうか。
または、スプレッドの一部分に小さい数字が偏って現われているとか、もしくは大きい数字が偏って現われているとか。
スプレッドを「数字」だけで眺めたとき、その「世界」のステージがなんとなく見えてきます。
これは後でポジションごとのメッセージを探求するときのヒントにもなるでしょう。
2:スプレッドの「左右」を感じる
タロットの世界では、左側が「過去」、右側が「未来」を現します。
「ito therapy session」【タロットで自己対話】で使うスプレッドは、この法則に則って
半分より左側が「過去」、右側が「未来」という設計になっています。
「ito therapy オリジナルスプレッド」を使う場合は、これを踏まえてリーディングしていきます。
たとえば、こちらのスプレッドを見たとき、どんな印象を受けますか。
このように「色味」だけでなく、「スート」や「人数」などにも注目してみると、感じ方が変わってくるでしょう。
3:スプレッドの「上下」を感じる
タロットの世界では、上側が「顕在意識」、下側が「潜在意識」を現します。
「ito therapy session」【タロットで自己対話】で使うスプレッドは、この法則に則って
半分より上側が「顕在意識」、下側が「潜在意識」という設計になっています。
「ito therapy オリジナルスプレッド」を使う場合は、これを踏まえてリーディングしていきます。
たとえば、こちらのスプレッドを見たときはどんな印象を受けますか。
特に下半分の「潜在意識」に出ているカードに注目してみるとどうでしょうか。
「潜在意識」に出るカードは、「今」の「潜在意識の状態」を現している場合もあります。
中でも、「大アルカナ」が出ていた場合は特に何かしらの大きな意味合いが潜んでいる、そんな風に捉えることもできるでしょう。
このように、上下で分けたときに感じる印象、そこに出ているカードや、その「スート」から感じるエネルギーも受け取っていきましょう。
4:スプレッドの「ポジションごとのメッセージ」を感じる
次は、各ポジションに置かれたカードをリーディングしていきます。
カードを読む順番に決まりはありません。
あなたが気になるカードから読んでいきましょう。
ポジションに設定した「問い」≠「質問」
まず最初にお伝えしたいのは、タロットは「問い」に対する「答え」をくれる道具ではないということ。
各ポジションに立てた「問い」は、タロットへの「質問」ではないのです。
ポジションごとにリーディングをしていくときは、「問い」に対する「答え」を求めるという姿勢ではなく、「問い」に対する「気づき」を得るための “きっかけ” をもらうような心持ちで臨みましょう。
あくまでも、「問い」に対する「答え」に辿り着くのは自分です。
そこに出たカードに対して受動的にメッセージを受け取るのではなく、能動的に深掘りし、見つけ出していきましょう。
それが【タロットで自己対話】をするということです。
ポジションに現われたカードは「気づき」の「手がかり」
そのポジションに置かれたカードは、その「問い」に対するタロットからの「ヒント」です。
この「問い」に対しては、このカードで気づいて欲しい。
タロットは「答え」を差しでしているのではなく、「気づきの種」を据えてくれているのです。
その「気づきの種」に水をやる作業がリーディングです。
そして、「気づきの種」が芽を出し、咲かせた花が「気づき」です。
その「気づき」こそが、あなたにとっての「問い」の「答え」なのです。
5:カードの「呼応」を感じる
スプレッドに並んだ全てのカードを読み終えたら、次はカード同士の関係性を見てみましょう。
たとえば「潜在意識」のポジションに「ソードのキング」が、
そして、「行動指針」のポジションに「カップのペイジ」が出ているとします。
この時、あなたはこの2枚のカードの関係性をどうリーディングしますか。
あるいは、「過去の出来事」のポジションに「ペンタクルの7」が、
そして、「未来」のポジションに「ペンタクルのAce」が出ているとします。
同じ「スート」のカードが、「過去」と「未来」に出ているということ。
「ペンタクルの7」というヒントと、「ペンタクルのAce」というヒントから、
どんなことを感じ取ることができるでしょうか。
このように、一枚一枚のカードを読み終えたら、スプレッドのポジションに設定したカード同士の「呼応」を感じていきます。
すると、一枚ずつでは感じなかった「新たな気づき」が芽生えるのです。
6:もう一度スプレッドの「全体」を感じる
ポジションごとに対話を深めた後は、再び「スプレッド」という「世界」の全体を見つめてみましょう。
もしかしたら、最初とは違った印象になっているかもしれません。
気になっていたカードに抱いていたイメージも、変わっているかも知れません。
最初はこんな風に感じてたことが、今はこんな風に感じられる。
そんな心の変化があったなら、あなたの中の「潜在意識」が反応している合図かもしれません。
「ito therapy session」【タロットで自己対話】|逆位置の捉え方
スプレッドの中でカードが「逆位置」で出るとき、「逆位置」としての意味合いはもちろん、
タロットから読み手に向けた「アピール」ということもあります。
その「アピール」の意味合いはこのような感じです。
🌟「ここに注目!」と読み手の意識を向けさせる
🌟「この問いが、今回のセッションのテーマのキーポイント!!」
🌟「ここに設定してある問いを発揮して欲しい!」
「逆位置」は、それだけで「違和感」があり、だからこそ「気づき」が隠されているということもあるのです。
こんな風に、タロットが「逆」で示すからこその意味も汲み取っていくと、「自己対話」のリーディングがより深まるでしょう。
おわりに
いかがでしたか。
今回は「スプレッドを心で感じる」ことをテーマにお伝えしました。
【タロットで自己対話】実践編〈3〉(🖊ただいま執筆中)では、実例をもとにリーディングを解説していきます。
「スプレッドを心で感じる」とはどういうことか、さらに深めていきましょう。
ぜひこちらの記事もごらんください。
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